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こんにちは! 落合ゼミ修士2年の島田です。
5月末、宮崎県高千穂町の「天空の茶畑」に参りました。ここは、この3月まで研究科でご一緒だった、博士論文を完成させた梅田さんの茶畑! 昨年秋にゼミ合宿で茶摘み体験をさせていただいてから、約8カ月ぶりの再訪となりました。
まさに「天空の茶畑」と呼ぶにふさわしいこの光景! まだ一番茶が残っているとのことで、茶摘みをさせていただきました。
まずは「摘採(てきさい)」、つまり新芽を3~4枚ほど刈り取ります。臆病になるときちんと刈れないし、攻めすぎると堅い葉や枝を刈ってしまいます。ちょうどよい角度と深さで平行移動させるのです。
刈り取る機械を茶の株が並ぶ「条」の両側から2人で支えます。刈り取られた葉は機械に取り付けた大きな袋に収納します。この3人体制による刈り取りを繰り返し行っていきます。この作業、なかなかの重労働で、僕は3往復でギブアップ(汗)一方、ご指導いただいた皆さんは軽々と操作し、数えきれないほど茶畑を往復していました。
刈り取った茶葉は、この地域に伝わる「釜炒り茶」に仕上げるための行程に移ります。多くの産地では「蒸熱(じょうねつ)」と呼ばれる、圧力のない蒸気で蒸す工程がありますが、釜炒り茶は高温で茶葉を炒っていきます。こうして「荒茶」という保存できる状態にまで、約4時間をかけて加工します。
僕はこの完成を待たずに帰路につかねばなりませんでしたが、後日このお茶を味わいに、またこの「天空の茶畑」へ必ずお伺いしようと思います!

まさに「天空の茶畑」です!

やわらかい3~4枚ほどを刈り取ります

摘採は3人がかり。息を合わせて慎重に

刈り取られたあとは、この美しさ!