四ヶ村の棚田での田植え体験!

目次

 5月25日(日),山形県大蔵村の四ヶ村の棚田で行われた「田植え体験」イベントに参加してきました。ゼミ学生の参加はなく,落合が一人で行ってきました。朝まで降っていた雨も止み,曇り空ではありましたが,50名以上が集まり,ワイワイと田植え体験をしていました。
 わたしは,役場の方々や棚田米生産者組合のみなさん,地元のみなさんといろいろお話できましたので,大変楽しく有意義な訪問ができました。
 お米の値段がいろいろにぎやかですが,農業をする地域側にとっては,農業者の高齢化が進んでいることや後継者が少ないことなど課題は以前と同じままですので,長い目で冷静に対処しないといけない状況かと思います。コロナのときはお米の買取価格がめちゃくちゃ下がったのに,そのことはなにも話題にならず,こんなときだけ世の中騒いで,どうかと思います。30年前の米騒動のときもそのあとはまるで「なにもなかった」かのようになっていたので,今度もそうなるでしょうか。現状世の中は,コンビニにはおにぎりがあり,スーパーにはお弁当もあり,回転ずしも流行っていて,牛丼屋もカレー屋もご飯を出しているので,そんなに焦らなくてもよいように思います。みんなが焦るから値段も上がるのではないでしょうか。

 また消費者にとっては,食べ物をつくる現場から離れすぎてしまったことが今回露呈した,ということではないでしょうか。農地も少ない東京の真ん中で,いつでもなんでも安く食料を買えること自体が当たり前ではない,というように個人的には思います。警鐘として受け取っておくべきではないでしょうか。
 と田植えを見ながら考えました。

くもり空でしたが,田植えしました

手前が手植え,奥が機械植えです。人間味があります。

「つなぐ棚田遺産」の幟もありました

他の棚田でも田植えの準備ができていました

目次