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ゼミで定期的に訪問している静岡県伊豆市茅野地区の用水のひとつである「岩尾用水」の春の掃除をするとのことで，4月上旬に見学させていただきました。そもそも伊豆半島の山間部，標高の高いところに位置する茅野地区で，田んぼに水をどうやって引いているのかずっと不思議に思っていたのですが，なんてことはなくて，もっと高いところから水を引いているということでした。そのため，大変険しい場所に水路が設置されていて，傾斜地の途中に設置されているので，上から土や石や倒木が水路や水路に覆いかぶさるように落ちてきていたり，また下はほぼ崖です。大変危険な作業ですが，昔は地域の飲み水にも使っていたとのことで，お米を作るのに絶対に必要で，また生活にも絶対に必要であった水を確保するための地域のみなさんの思いを感じられました。お米づくりはここから始まるということかと思います。
まずはここから取水します
こんな感じで水路の中の泥や石を取り除きます
水路の下は崖です
写真ではゆるやかに見えますが，崖です
大きな石は動かないのでそのままだそうです
土でできた水たまりには「やまめ」がいます